管理職への第一歩を踏み出せる

 応用情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構が実施している合格率20%程度の国家試験です。応用情報技術者を取得することによって、自身の実力を示すことができます。大卒程度の一般的知識と専門的な知識があることを証明できます。経営戦略・情報戦略の知識やシステムの設計・開発・運用と、全ての工程についての知識が求められる試験のため、管理者が持つべき知識とあらゆる開発フェーズでの知識があることを証明できます。

 この資格を取得することによって、手当が付いたり、職務等級が上がったりと、給与面でも評価される企業が多くあります。管理者になるための必須の資格としている会社もあります。プロジェクト管理者のために上位の「プロジェクトマネージャ試験」もあり、この2つの資格があれば、管理職としての実力の証明ができます。管理職の職務は、プロジェクトを成功に導くことであり、スケジュールの管理から開発時のあらゆる問題に対しての解決力が求められます。プロジェクト遂行上の問題解決には、前提となる知識は必須です。

 そのために必要な知識が応用情報技術者試験に含まれています。システム開発は、問題が全く発生しないことは少なく、何らかの問題が発生することが常です。知識があれば自信をもって、問題解決に取り組むことができ、正しい選択をして、プロジェクトを成功させることができます。管理職に就くための第一歩として、資格取得を目指すことが良いでしょう。